Nihon Hotetsu Shika Gakkai Zasshi, volume 52, issue 2, pages 135-142
What Prosthodontic Therapy Should We Select for Periodontall Compromised Patients?-Part 1: A Review of the Literature Focusing on Impact Therapy for Periodontally Compromised Patients-
Taro Kanno
1, 2, 3
,
Keisuke Nakamura
1, 2, 3
,
Eisei Hayashi
1, 2, 3
,
Hideaki Hirooka
4, 5
,
Kohei Kimura
1, 2, 3
3
歯周病を有する部分無歯顎患者にインプラントを適用し,その予後を調査した文献の review を行った結果,
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Tokyo Branch (Sweden Dental Center
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Tokyo Branch (Sweden Dental Center)
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Publication type: Journal Article
Publication date: 2008-01-01
Journal:
Nihon Hotetsu Shika Gakkai Zasshi
SJR: —
CiteScore: —
Impact factor: —
ISSN: 03895386, 1883177X
PubMed ID:
18467782
General Medicine
Abstract
目的 : 多くの実験的・臨床的研究から, インプラント治療は, 無歯顎および部分的欠損歯列の患者に対して予知性の高い治療法であることが示されてきている. しかし, 歯周病の既往を有する患者に対してもインプラントを適用できるかどうかは, 不明な部分が多い. 今回は, 歯周病の既往を有する部分的欠損歯列の患者に対するインプラント治療の科学的背景を考察した.研究の選択 : 部分的欠損歯列となった歯周病患者に対してインプラント治療を行い, その成功率あるいは生存率を報告している臨床研究を選択し, レビューを行った.結果 : 今回レビューを行った22本の論文では, 短~中期的予後において, 良好なインプラントの生存率や成功率が示されていた.結論 : 長期的な追跡研究は非常に少ないが, 歯周病の既往を有する患者に対してもインプラント治療が応用できることが示唆された. ただし, どの報告においても, インプラントを埋入する前に口腔内における感染に対する治療を行っており, 埋入後は定期的なメインテナンスを行うことの重要性も強調されている.臨床的に重度歯周炎に罹患していたと考えられる患者に対してもインプラント治療が応用できる可能性が示唆されているが, 少なくとも口腔内の感染源を徹底的にコントロールできる見通しがなければ行うべきではない.
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