Journal of Society of Cosmetic Chemists of Japan, volume 57, issue 4, pages 318-323
Development of a Novel High-Performance Shampoo with Polyquaternium-104
Aimi Kiuchi
1
,
Tae Hasegawa
1
,
Daisuke Tsukamoto
1
,
Itsuki Miyoshi
1
,
Ayaka Ishigami
1
,
Hiroki Ota
1
,
Takashi Isshiki
1
,
Mineo Yamashita
1
1
Skincare Product Research Laboratories, Kosé Corporation
Publication type: Journal Article
Publication date: 2023-12-20
SJR: —
CiteScore: —
Impact factor: —
ISSN: 03875253, 18844146, 18844138
Abstract
ヘアカラーをしている人にとって「髪色が褪色し,長持ちしない」ことは大きな悩みの1つである。その要因はさまざまだが,中でもシャンプーによる洗髪時の色素流出の影響は大きい。これを解決するため,さまざまなヘアケア製品が開発されており,シャンプー製剤では髪色が褪色しにくい洗浄剤を使用したものなどがあるが,とくにダメージを受けた毛髪ではその効果が不十分な場合も多い。これは,繰り返しのヘアカラーやブリーチによりダメージを受けた毛髪はキューティクルがめくれ,洗髪時の色素流出の影響がより顕著であるためだと考えられる。そこでわれわれは,洗髪と同時に毛髪表面を補修することで,ダメージ毛髪においても十分に色素流出を抑制するシャンプーを開発した。カチオン性で毛髪への付着性が高く,ゴム様の柔軟性を有するシリコーン樹脂であるポリクオタニウム-104を用いることで,キューティクルの補修とそれによるヘアカラーの褪色抑制を実現した。また,このシャンプーを使用することにより,褪色抑制だけでなく,後に使用するコンディショナーの効率的な付着を示唆する結果を得た。
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