Japanese journal of herpetology, volume 11, issue 3, pages 96-109
Kinematics of Swallowing in the Yellow Rat Snake, Elaphe obsoleta quadrivittata
Kenneth V. Kardong
1
Publication type: Journal Article
Publication date: 1986-01-01
Journal:
Japanese journal of herpetology
SJR: —
CiteScore: —
Impact factor: —
ISSN: 02853191, 18834493
Abstract
キイロネズミヘビの頭蓋形態と,餌飲み込み運動を調べた。同側,対側の各側交互の動きは,両顎が飲み込み軸に沿って前進するような,規則的に繰り返される飲み込み周期を確立し,最終的に頸筋の収縮がこれに代って飲み込みを終了する。頭骨につけた6標点を側面からX線映画撮影機で追跡し,その位置の変化と進み具合を比較した。頭部が交互に横方向に振られると,頭蓋は飲み込みが始まってすぐ,そして餌幅の最大部が顎の付け根に達するよりもずっと前に,急激に減ずるような飲み込み角度をなして動く。体内に入った餌をかたまりにするためには,この初期に起きる飲み込み角度の変化が必要なのかも知れない。頭部の回転,顎の動き,顎関節の側方への張り出し,のような顎運動の諸特徴はかさばった餌の形を整え,飲みやすくするのに役立つ。外翼状骨は上顎骨の実際の運動を支配し,その角度を斜めにさせて,口を閉じたとき最初に,外翼状骨の後方の歯に餌が引き付けられるように保持する。口蓋上顎骨弓は閉鎖段階の後期に牽引運動をする。牽引の際に発揮される力は,実際に餌を口の中に引き込むのにはわずかの働きをするにすぎず,飲み込みの進展がなされるのには,顎に沿って両顎が前進することの方がより大きな働きをする。
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